HD Rec(東芝VALDIA RD-A301)に注目!

 HD Rec(HDVRフォーマット)は、DVDフォーラムが定めるDVDメディア(DVD-R/RW/RAM)を記憶媒体とする、映像コーデックにMPEG-4AVC(H.264)を採用した映像記録方式。2007年9月に制定されたばかりの新規格、DVD-VideoやDVD-VRとの直接の互換性はないが、DVDに高圧縮率/高画質のMPEG-4AVC(H.264)の映像を書き込むことができるのが特徴。ただし、HD Recで記録したDVDメディアはAVCREC対応機では再生できない。逆もまた同じ。

 HD Recは、DVDフォーラムが承認した規格であるので、HD DVD陣営の規格ともいえるが、Blu-ray陣営のソニーや松下もフォーラム加盟企業であり、HD Rec対応機種を出してもおかしくはない。それに、DVDフォーラムお墨付きの規格ということは、ある程度将来性が保障されているということ。また、HD Recは既存のDVDの延長線上にある規格であり、1枚のDVDメディアにHD映像(TSまたはDRモード)とDVD-VR、そしてHD RecのMPEG-4AVC(H.264)という異なる映像フォーマットを混在させることができる。つまり、DVDとの共存が可能なことも注目の一つ。

 片面4.7GバイトというDVDの容量は、ハイビジョン番組が一般的になった今では明らかに容量不足。しかし次世代DVDのBlu-ray/HD DVDの両陣営とも、互換性のない似通った規格を出したということは、このままいっきにBlu-ray/HD DVDの決着はつきそうにもない。現在、地上デジタル放送で放映されている標準画質(SD)モードの番組には、ビットレートが4Mbps程度のものが主流。仮に全編が4Mbpsだとすると、TS/DRモードのまま収録しても片面1層式のDVDに2時間、8Mbpsとしても片面2層式のDVDに2時間の録画が可能ということになる。実用性の面で十分である。また、現状は、すべてのデジタル放送がフルHD化されていないことから、とりあえずなんだろけど、メディアがまだまだ高価であること、Blu-ray、HD DVDどちらがスタンダードになるか明らかでないことから、つなぎとして普及する可能性は大きいでしょう。

以下は、新型 VALDIA RD-A301(HD Rec搭載)の主な特徴

 特徴1
従来のDVD-R等にハイビジョン放送の記録が可能。3倍速以上のCPRM対応DVD-RをHDVRフォーマットすることでTS(MPEG2-TS)、TSE(MPEG4AVC-TS)、VR(MPEG2-PS)の映像を記録可能。

 特徴2
従来のDVD-R、DVD-RW、DVD-RAMにハイビジョンの映像を記録できます。より低コストでの高画質ライブラリ作成が可能。

 特徴3
TSE記録時の録画品質設定は、47段階の設定が可能。残したい番組の長さに応じて画質の設定が可能です。また、「ぴったりダビング」によりディスクの空き容量に合わせて、画質を自動で調整する事も可能。

 特徴4
ハイビジョン放送をMPEG4AVCに変換するTSEモードを使っても音声は放送時のAACのままで残ります。5.1chのサラウンド放送を変換なしで、最大5.1ch×2ストリームまで残せる。

 特徴5
同一ディスク上にTSタイトル、TSEタイトル、VRタイトルの混在が可能です。録画した番組に応じてディスクを分ける必要なし。

VARDIA RD-A301市場価額


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